実りの秋。今回のテーマは「熊本の秋」。
熊本と言えば、馬刺し、辛子蓮根、太平燕(タイピーエン)、いきなり団子・・・おいしい食べ物がたくさんあります。
今回は、辛子蓮根を高齢者にも食べやすいようにアレンジした和え物といきなり団子を紹介します。
<献立>
雑穀ごはん
鮭の照り焼き
かしわ汁
辛子蓮根は、蓮根の穴に辛子をたっぷり混ぜた味噌を詰め、丸ごとあげた郷土料理。蓮根のサクサク感と、鼻に抜ける辛さがたまりません。しかし高齢者は、むせたり、噛めなかったりして、食べる機会も減ってしまいます。
「蓮根の辛子味噌和え」は、辛子蓮根をアレンジして、熊本の味をいつまでも楽しんでいただけるように、工夫してみました。
「いきなり団子」は、輪切りにしたさつま芋とあんこを団子の生地で包んで蒸した素朴なおやつです。
ほんのり塩味のもちもちとした生地が、さつま芋とあんこの甘さを引き立てます。
名前の由来は、「いきなり(突然)お客さんが来ても、すぐに作ってもてなせる」とか「切ったさつま芋をいきなり(そのまま)包んで蒸す」など諸説あります。
普通は女性の手のひらサイズの大きさですが、今回は食べやすい大きさに作りました。